ふくしまイノベ未来講座の開催
本校では、地域貢献活動をしたいという思いをもった生徒希望者が、ふくしまの食に関する取組に関する活動を進め、自分たちが感じている食の課題について探究活動を進めています。
今回実施した「ふくしまイノベ未来講座」では、食に関する取組(フードロス等)について考える中で着目した「おいしさの見える化」技術を学ぶため、マクタアメニティ株式会社さんによる講座を実施しました。
講座の中では、マクタアメニティ株式会社様の「おいしさの見える化」技術を体験することができました。これまでは、野菜を細かく切断して様々な成分を検出する方法(野菜を壊すことで数値を計る)で、おいしさを数値化していました。しかし、マクタアメニティ様の技術ではスマホアプリで野菜を撮影(野菜を壊さない)し、その画像から野菜や果物等のおいしさを数値化するという技術の紹介でした。今まで知らなかった先端技術を知り、新たな視点で食に関する課題を見つめることができるようになりました。
最先端技術に触れ、学ぶことで、生徒たち自身が主体的に知識を獲得し、次の活動へ向けての意欲も生み出され、すばらしい時間を過ごすことができました。
<参加生徒の感想>
①おいしさの数値化は、果汁を調べたり、大きな機械を使用したりしないとできないと思っていたが、スマホで写真を撮影することでおいしさを数値化できることに驚いた。この技術が、さらに日本中に普及して少しでも食品のロスの少ない社会になれば良いと感じました。
②色の三原色(可視光ではない部分も含めて)の違いを利用して、うま味、苦み、甘さなど、細かい部分まで分かることがすごいと思った。また、撮影した画像のGPS情報などとも連携させながら、様々な取組をしていることを知り、たくさんの可能性が秘められた技術だと感じた。