AI×ドローン
9月18日(月)、ドローン特別講座が開催されました。慶應義塾大学より平田知義研究員にご来校いただき、「AI×ドローン」をテーマに講義・実演が行われました。
「AI× ドローン」とは、一般的なドローンの映像をコンピュータに取り込んで AI 画像処理を行うことです。AI とドローンを組み合わせて様々な課題を解決する活用方法になります。
講義では、AI(人工知能)の仕組みや、AI 物体検出アルゴリズム YOLO、その実用例について説明をいただきました。写真データを数百枚取り込み、AIに学習させることで、撮影した映像から対象の物体を検出することができます。
体育館では実際にドローン(Tello)を飛ばし、人やネクタイ、携帯電話、タブレットPCなどの物体がリアルタイムで検出されるのを確認できました。
検出した物体の精度はパーセンテージで表されるので、首に巻いたタオルがネクタイとして検出されたり、ピアノが机として検出されることもあり、物体検出の仕組みに生徒たちは興味深々でした。
これからドローン部で、平田先生から提示された「オリジナル AI 物体検出モデル × ドローン実装」に向けて取り組みます。ドローンで撮影し、どんな物体を検出したいかを考え、AI物体検出モデルを作成する予定です。
検出したい物体について、皆でアイディアを出し合いテーマを決めていきましょう。
<生徒の感想>
・AIによる分別は意外と身の回りのものに使われていて、学習させるほど精度が上がることが分かった。
・プログラムを組めば数多く識別することが出来ると思う。ドローン技術をもっと幅広く、パトロールや警備、未開拓地の探索などもできるのではないかと思った。
・Alによる物の識別がとても面白い。ネクタイをつけていなくても判断したこともあったので、もっと画像を読み込ませればよいのかなと思った。