見出し画像

避難所講話(船高アクティブリーダー育成プロジェクト)

 5月29日(月)に、「田村市防災アドバイザー」を務める福島大学特任教授の天野和彦様、NPO法人くらスタ理事長の佐原禅様を講師に迎え、「東日本大震災で、ふくしまに起こったこと~あの時避難所は~」というテーマで講話をいただきました。
 天野様は東日本震災時に避難所の運営を経験され、避難所の様子や課題、そこから得られた教訓をお話くださいました。当時2500人以上がビッグパレットふくしま(福島県郡山市)に避難し、段ボールで区切られたスペースで生活する写真を拝見し、その大変さが伺えました。また、「人を救えるのは人しかいない」という言葉が強く印象的でした。避難所の使命である「いのちを守る」ため、交流と自治の視点で人と人のつながる仕組みを構築していくことが必要であると学びました。

NPO法人くらスタ理事長 佐原様

 参加した生徒の感想には、「モノの防災だけでなく考え方の防災へ、防災への見方が変わった。自分から積極的に避難所の運営にも携わっていきたい。」「今回のことを周りの人にも伝えていきたい。自治活動など、自分たちがリーダーとなり皆を引っ張ることができるようになれば良い。」等がありました。
 災害に備え、自分たちはこれから何ができるか、何をすべきかをよく考えることができました。