秋の遠足(1学年)
1学年では、10月18日(金)に秋の遠足で、東日本大震災・原子力災害伝承館及び道の駅なみえを訪問しました。
現在、高校1年生の生徒たちは、震災当時は2~3歳ぐらいでした。震災のことや原発事故の記憶がない人も多く、当時の様子や起こった出来事に目を向けるための視察とフィールドワークを実施しました。中学生でも訪問したという生徒は2回目の訪問でしたが、「新たな気づき」や「前回とは違った視点で館内の視察ができた」との声を聞くことができ、これまでの経験を踏まえた新たな発見をすることができていたようです。
また、伝承館の視察だけでなく、震災フィールドワークも実施しました。震災直後に、津波から逃げるためにどのような人たちが、どんな風に逃げてきたのか、その足取りをたどりながらのフィールドワークとなりました。また、地震や津波で亡くなった方々の慰霊碑の前でのお話についても、未来へ向けて語りついでいきたい内容でした。
さらに、遠足では、未来へ向けて歩き出している浪江町のシンボルである「道の駅 なみえ」へも訪問しました。震災による過去を振り返ると暗い気持ちになりがちですが、未来へ向けて力強く歩みだしている現実もあります。道の駅なみえでは、地域外の方々の姿が多く見られ、明るく前向きに進んでいる、今の浪江町を知ることができました。
田村市も、震災後に避難区域となった都路地区があります。どんな地域にも辛く悲しい過去がありますが、現在は未来へ向けて力強く歩んでいいます。船引高校生も、「過去を踏まえ、未来へ向けて、今を生きる」ことを大切にしながら、これからの高校生活を歩んでいきます。