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避難所運営ゲーム「HUG」(船高アクティブリーダー育成プロジェクト)

 6月12日(月)に、日本赤十字社福島支部青少年赤十字指導講師 菅野 勇一郎様をお招きし、避難所運営ゲームの「HUG(ハグ)」を行いました。
 ※ 避難所運営ゲーム「HUG」(H:hinanzyo U:unei G:game)

 「HUG」は、避難所に起こる様々な出来事にどう対応していくかを体験するものです。避難者の年齢、性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所に見立てた平面図に適切に配置していきます。

 始めに避難所である体育館の通路の確保です。受付場所や本部になる場所など、いろんな想定をしながら、話し合いました。

 避難所に続々と避難者が入ってきます。避難者カードに書いてある情報を元に、スペースに配置する作業です。世帯構成、持病・怪我、色々な状況を抱えた人たちに対して、どの場所にいてもらうか、適切に判断していく必要があります。なかなか難しい作業です。

 こちらは、避難所の掲示板です。避難者にどんな情報を伝えればよいでしょうか。

 生徒の感想を紹介します。
 「1人分の場所の確保や通路の作成、支援物資の確保などやるべきことがたくさんあって驚いた。避難者の要望に一つ一つ応えることの難しさを実感した。」

 「仲間と協力し、広い視野で柔軟に判断することの必要性を学ぶことができた。今後の避難所運営に活かしていきたいと思った。」

 「私は仲間に意見を求めてばかりで、自分自身の意見をあまり言えなかった。積極的にコミュニケーションをとることで、もっとスムーズに話し合いが進むと思った。」

 避難所運営ゲームをやってみて、突然起こる災害に備えて、事前に考えておいた方がよいこと、準備した方がよいものなど、課題も見つかったと思います。